汗をかいたり強い紫外線や冷房に当たったり。夏の肌は過酷な状況にさらされて、ダメージを受けやすいです。肌のバリア機能が弱い敏感肌の人ならなおさらです!敏感肌のスキンケア方法について専門家の話を元にまとめました。
- メイクはクレンジング剤で手のひらで肌に密着させながら、撫でるように滑らせて落とす
- 低刺激の洗顔剤を泡立て擦らず体温より少し低めのお湯で洗い流す
- 洗顔後は保湿力の高い化粧水や乳液などで整える
- 汗は濡れたガーゼやタオルでこまめにふき取る
- 外気やエアコンの風が直接当たる腕やひざ下も保湿を
夏の敏感肌ケアは清潔と保湿が基本
健康な肌は汗や老廃物、ほこりなど外からの刺激を跳ね返す力が備わっています。敏感肌は肌の表面に近い角質層に隙間ができています。そのため隙間から入り込んだ刺激に反応して赤みやかゆみが出てしまうのです。
隙間があるため水分が蒸発しやすく、常に乾燥している状態になるというわけです。特に夏場は汗が入り込みやすいです。濡れたガーゼやタオルでこまめにふき取り、痒みが出ないように冷やすことも必要です。
敏感肌専門の薬剤師によると、清潔と保湿がケアの基本です。クレンジングと洗顔でしっかりお化粧や汚れを落とし、清潔さを保つことが大切です。
クレンジングのポイント
クレンジングでは手のひらで肌のクレンジング剤を密着させながら、撫でるように滑らせるのがコツです。肌の薄い目の周りは、目元メイク専門のクレンジング剤をコットンに含ませます。
数十秒から1分位目にのせ、横にスーッと引くだけで十分です。目の際など取り除きにくいところは、コットンの角や綿棒などでそっと拭き取ります。コットンは硬いと肌を傷つけるので、やわらかくふわふわした素材のものを選ぶようにしましょう。
洗顔のポイント
洗顔のコツは低刺激の洗顔料を泡立て、泡を顔において流すようにやります。32~36度位のぬるま湯で洗い流すのがポイントです。お湯が熱すぎると皮脂が取れすぎてバリア機能が弱くなってしまうからです。
痒くてかきむしったりたりすると、傷ができていることがあります。しみることがありますが、洗わないでいると悪化します。男性やお子さんでも洗い方は同じです。洗った後は、ヒアルロン酸などが配合された保湿力の高い化粧水や乳液などを使い角質層に隙間ができないように整えましょう。
夏の保湿は「さっぱり」
夏場は毛穴の中に皮脂が溜まりやすく、放置するとニキビや黒ずみの原因にもなります。皮膚科医によると保湿は必要ですがクリームは塗りすぎると毛穴がふさがってしまいます。夏は化粧水や美容液などでさっぱりさせましょう。
外気やエアコンの風が直接当たる腕やひざ下も乾燥しやすいです。体も乳液などで保湿するようにして下さい。
敏感肌のおすすめ化粧水
ディープインパクトのナールスピュアは、肌内部の新陳代謝のメカニズムに着目して開発されています。そのため1か月、2か月とじっくり使うほど肌に深く浸透していきます。
2017年に中身が新しくなりました。テクスチャーのさっぱり感は残しながらしっとり感が増しています。他製品との違いは浸透力がすごくて肌馴染みが抜群なところです。使うたびに手ごたえを感じることができるローションでおすすめです!
夏の疲れた肌を元気に!エイジングケアに特化した美容液
ディープインパクトのナールス ネオは、目元やほうれい線などエイジングケアに特化した美容液です。エイジングケアというと使用感が重かったりべたべたするのか心配するかもしれませんね。
全然そんなことはなく、どちらかというとしっとりだけどハリが出る感じです。肌は弱い系ですが荒れることもなく肌トラブルとは無縁です。
化粧品は人によって合う合わない場合がある
肌に優しい天然成分の化粧品でも人によっては合わない場合があります。また洗浄力が弱いものだと汚れが残ったり効果が薄かったりすることもあります。専門の医療機関などでは血液検査やパッチテストでアレルギー有り無しや、合わない化粧品の種類などを調べることができます。
メイクでも敏感肌をケアしたいですよね。そこで敏感肌の低刺激ベースメイクについてご紹介します。紫外線のダメージを防ぐため、外出時は軽めのメイクが良いです。
ティッシュ、石鹸で落ちる化粧下地、パウダーファンデーション(24hコスメ)を使った低刺激で綺麗に見せるベースメイクがおすすめです。
石鹸で落ちる化粧下地なら、クレンジングによる肌の負担を減らせます。メイクの前に手を洗う、両面使ったパフは洗う、コスメは1年で使い切る、といったように雑菌を増やさないように工夫するのも大切です。
スキンケア以外でも敏感肌は治る?
普段の生活を見直すことで肌のコンディションは整います。睡眠不足、過剰なストレス、偏った食事はNGです。生活を見直すところはないかチェックして、敏感肌の改善につなげてみて下さい。
良質な睡眠のために
- 睡眠時間は6~8時間
- 寝る3時間前から食事をしない
- 軽い運動やストレッチ
ストレス解消のために
- 映画やドラマで笑う、泣く
- ゆっくり約10分湯船に浸かる
食事のコツ
- 肉、魚、卵などたんぱく質は摂る
- 丼より定食で食材数を多く
- 砂糖、香辛料、お酒は控えめに