毛穴をつまらせたり、ニキビの原因になってしまう皮脂ですが、実はとても大切なものなんです。
皮脂線から分泌される皮脂は、多様な成分で構成されています。その中の一部の成分と汗が混ざり合うことで、肌表面を滑らかにしながら、乾燥を守る天然のクリームになってくれます。
この皮脂をつくっているのが毛穴の奥にある皮脂線です。毛穴と皮脂線は必ずセットになっているためどうしても毛穴はつまりやすいのです。
過剰にでる皮脂はあぶらとり紙でこまめに除去
皮脂線が最も多く存在する部分は頭で、その次が顔です。また顔の中でも大きな差があって、Tゾーンと言われる部分には皮脂線(毛穴)が集中します。毛穴をつまらせないためには、こまめに皮脂を取ることです。
あぶらとり紙を皮脂を上から抑えるだけでも、過剰な皮脂分泌を防げます。
ティッシュで取るのはどうか?
あぶらとり紙とティッシュのどちらがいいか?というとティッシュだと繊維が肌を傷つけてしまうので、あぶらとり紙の方がいいですよ。
角栓は角質除去のお手入れもしましょう
毛穴のつまりは過剰な皮脂や、肌に残った古い角質も関係します。これらが混ざりあって半固形状になったものが「角栓(コメド)」となるのです。
角栓は、毛穴を押し広げてしまうため、肌のなめらかさを損なう原因にもなりますので、コメドをつくらせない予防のケアが大切なのです。
角質ケアのアイテムは、ゴマージュや角質除去効果のあるふき取り化粧水や美容液など種類が豊富なので、肌タイプや好みに合わせて選んでください。
角質ケアのあとには、肌が乾燥しやすくなるので保湿は入念にします。角質ケアと保湿はセットで行いましょう。
皮脂が多くなるとこんな洗顔をしていませんか?
皮脂が多くなると、何度も洗顔を繰り返したり、過剰皮脂の10代向けの脱脂力の強い洗顔料を使う人がいますが、これは大きな間違いです!
脱脂力の強い洗顔料で洗顔しすぎると、肌を潤すのに必要な分の油分までとりすぎてしまうため、水分をキープできずに蒸発してしまい、角質を厚くしてしまいます。
毛穴をつまらせないために一生懸命にやっているお手入れが、結局は毛穴をつまらせる角質を増やしてしまっているのですね。