目の下に小さいシミができ、それが連なってクマのように見えることがあります。また目をこする癖があったり、目元に湿疹ができやすい人は、まぶたの角質が厚くなります。
これがくすみになり、クマのようになっていきます。茶色く見えることが多いので、茶グマと呼ばれています。
茶グマは色素沈着が原因です
茶グマは他のクマ(黒クマ、青クマ)の中では一番深刻度が高いです。茶グマは色素沈着が原因です。
クレンジングのし過ぎや擦り過ぎで目の下が乾燥し、傷つき色素沈着が起こっています。目をこする癖はないか、ポイントメイクをゴシゴシ落としていないか。汚れはきちんと落とせているか。などスキンケア方法を見直してみましょう。
また乾燥も原因の一つです。目の周りは保湿をマメにすることでしわの予防にもなります。乾燥が進んでいるので重点的に保湿を行います。
肌が弱っている状態なので新陳代謝を促すように美白化粧品を使うと、肌が薄くて弱い部分なのでさらにダメージを与えてしまう恐れがあります。ターンオーバーの様子を見るためにも、1~2週間は保湿ケアをしっかり行うことが大切です。
それだけで完全に治らなくても、最初の頃よりは目の下の肌のバリア機能はアップしているはずです。美白化粧品はその後に使った方がより効果的です。
保湿ケアで肌の乾燥が落ち着いてきたら、色素の元となるメラニンの生成を抑えるために美白ケアを行います。シミはメラニン色素ですから、通常のシミに対するのと同じお手入れを行います。
ビタミンC誘導体やカモミラET、油溶性甘草エキス(グラブリジン)など美白成分配合の化粧品でケアしましょう。
茶グマの見分け方
色素沈着なので、指で皮膚を引っ張っても薄くなりません。メイクで隠れます。
アイメイクのクレンジングでこすりすぎは気をつける
目のまわりをこする癖がある人は、刺激によって目元がくすんできてしまうことがあります。洗顔やクレンジング、マッサージなどの時、目のまわりをこすっていないか見直してみましょう。
アイメイクのクレンジング時に、しっかり落とそうとしてコットンなどを強く押しつけて、ゴシゴシとメイクを落とすことも、色素沈着の原因になってしまうことがあるため注意しましょう。
メラニンの排せつを促すピーリングを取り入れる
茶グマのケアには、ピーリングも有効です。茶グマの原因であるメラニンの排せつを促し、目元のくすみを効果的にケアします。
また、目元をこする癖などでまぶたの皮膚が厚く硬くなっている人にもピーリングは有効です。余分な角質を除去し、肌をやわらかくしてくれますよ。