ニキビ対策には、ニキビをつくらせない生活習慣の改善が何よりも大切です。それでもできてしまった場合、それ以上悪くならないようにお手入れをしっかりしましょう。
まずクレンジング剤は、油分の多いタイプはできれば避けます。メイクはしっかりと落としながら、洗い上がりはさっぱりするタイプがおすすめです。
ニキビを刺激しないように、たっぷりな泡でやさしくメイクを落としましょう。
過剰な洗顔&クレンジングは避ける
ニキビが気になる人には、「皮脂や汚れをしっかり落とさなくては」と1日に何度も石鹸を使って洗顔をしたり、メイクをしていないのにクレンジングをしている人がいます。
それでは洗いすぎです!
余分な皮脂や汚れを肌に残さないことは、ニキビ予防にとって大事なことですが、一生懸命に顔を洗ったからといっても、つまった脂はとれません。
しかも、必要以上に肌にある「うるおい成分」まで落としてしまうので、肌が乾燥してしまいます。そのままにしておくと、角質が硬くて厚くなり、余計に毛穴をつまらせてしまうことに…
これでは予防のためと思ってやっていたことが、反対にニキビができる原因をつくっていることになっているのです!
「いつも肌を清潔にしているのに、どうしてニキビができるの?」と思っている人は、洗顔とクレンジングのやり方をもう一度見直してみましょう。
さっぱりタイプの石鹸とクレンジングクリームを使いましょう
顔は洗った後、さっぱりとするタイプの固形石鹸を使って顔を洗いましょう。
夜、または夕方は、メイクをしていたらまずクレンジングをします。油分の量が多すぎず、少なすぎない、また、肌触りがソフトで、洗い流せるタイプのクレンジングクリームがおすすめです。
注意したいのが、界面活性剤がたくさん入っているオイルタイプのクレンジングです。もともと強いメイクを落とすためのものなので、毎日使っていると肌を傷めてしまうことがあります。できるだけ避けたほうがいいでしょう。
クレンジングをした後は、朝と同じ石鹸で洗顔をします。洗顔後は、清潔なタオルで肌を押さえるようにして水分を取ります。
大人ニキビには、イオウやニキビ用化粧品は向きません
角質を軟化させる効果と殺菌効果のあるイオウを配合したニキビ用の塗り薬は薬局などで手に入れやすく、ニキビで悩む10代の人たちには人気のようです。
しかし、イオウは肌を乾燥させるので、大人のニキビには向いていません。大人のニキビの場合は、脂性肌の人でなくてもできます。これを使っても肌あれをおこすだけで、ニキビはなおらないということがあります。
また、ニキビ専用の化粧品は脱脂するものがありますので、注意が必要です。