紫外線が一番危険なのは5月です。フジテレビの番組バイキング 4月20日の放送では、春こそ一番危険な紫外線について名医が徹底解説しました。
年間3000人以上の肌の悩みを解決する最強専門医、オラクル美容皮膚科 東京新宿院 院長 高橋栄里先生、東京警察病院 形成外科医 澤田空影史先生が、みんなが知りたい紫外線について、Q&A方式で答えていました。
Q. 紫外線を浴びすぎると皮膚がんになる?
A. ◎可能性は高いです。しみやほくろと皮膚がんは別物で、皮膚がんになることはほぼありませんが、形がいびつで成長が早いものは、がん細胞である可能性が高いので要注意です。
Q. 紫外線で内臓にしみができる?
A. ×。内臓の機能が弱くなると肌にしみができやすくなります。
Q. 曇りほうが紫外線は強い?
A.×。快晴の日が100%とすると曇りの日は60%です。すじ雲や綿雲の日は、晴天の日より紫外線が増える場合があります。
Q. 紫外線が強いのは何時?
A. 1日のうち紫外線が強いのは午前10時から午後2時です。1日6分以上で肌ダメージが蓄積し、真夏になると3分以上です。
Q. 日焼けで黒くなる人ならない人、体にいいのはどっち?
A. 体にいいのは黒くなる人です。黒くならない人はしみやしわ、皮膚がんになる可能性が高いです。肌が黒くなると紫外線から肌を守る効果があり、黒くならない人は肌を守れずに、黒くなる人に比べて肌ダメージが3~5倍も強くなります。
日焼けのなりやすさは体質的なもので、地黒の人は紫外線に対する力が強く、日本人より白人のアメリカ人のほうが皮膚がんになる人が多いです。
Q. コーヒーでダメージ肌が回復するの?
A. ◎。コーヒーに含まれるクロロゲン酸という成分がしみ、しわ、たるみの原因である活性酸素の発生を防ぎます。砂糖なしで1日2~3杯がベストです。ただし、飲みすぎると胃の粘膜に良くないのと、緑内障が悪化するというデータもあります。
Q.トマトもダメージ肌にいいの?
A.◎。紫外線対策には、リコピンが吸収されやすいトマトジュースがおすすめです。
- リコピンはしわの元になるメラニンの発生を抑える。
- 紫外線の原因となる紫外線によるコラーゲンの損傷を防ぐ
- コラーゲンを増やす
肌にレモンやキュウリを貼る美容法については、それらに入っているビタミンCは抗酸化成分なので体にいいですが、肌に貼っても浸透しないので効果がないそうです。
Q. 1年前の日焼け止め使ってもOKなの?
A.×。日焼け止めの有効期限目安は開封後1年、未開封3年です。
日焼け止めの正しい塗り方
- 正しい規定量を塗る。(顔の場合、1回に塗る日焼け止めの量は500円玉大)
- 水や汗に弱くて落ちやすいので2~3時間おきに塗りなおす。ファンデーションやパウダーにも日焼け止め効果があります。
しわ、たるみの原因となる紫外線をカットするSPFに続く数字は、日焼けをどれだけ遅らせるかの目安になっており、+が多くなるほど効果があります。またPAはしわたるみの原因となる紫外線をカットします。
PAには種類があり、次のように区分けされています。
- PA+は効果がある
- PA++はかなり効果がある
- PA+++は、非常に効果がある
- PA++++はきわめて効果がある
- PA++++は効果があるが刺激が強い
紫外線を浴びてからのおすすめケア
① 1週間に2回、42度のお風呂に10分入ることです。
皮膚内でヒートショックプロテインが作られてダメージを回復してくれます。これが無理なら41度で15分、40度で20分でもOKです。
② 新陳代謝を促す成長ホルモンが一番分泌される夜中の2時には熟睡することです。また寝る前に牛乳を1杯飲むとさらに良く、牛乳の成分トリプトファンが成長ホルモンを分泌させる効果があります。
Q. 子供のときに浴びた紫外線が大人になってしみになるの?
A. ◎。紫外線によるダメージは蓄積され、ある日突然老化して現れます。
Q. 家庭でもできる、しみ・しわ・たるみを消す方法は?
A. 「まいうー体操」です。大きく口を開けて「まー」といいながら10秒、左右に大きく口を引いて「いー」といいながら10秒、「うー」といいながら10秒、それぞれ5回朝昼晩3セットです。
名医が解説する紫外線特集はいかかでしたか?少し熱めの42度のお風呂が紫外線のダメージケアに良いのは、今回の情報ではじめて知りました。そして、日光浴が好きだった父のことを思い出しました。イビツな腫瘍のようなものが、ある日突然できていたのです…。父は皮膚ガンではなかったですが、紫外線の浴びすぎは気をつけたいですね。
まだ今からでも遅くありません。紫外線が強くなる5月を前に日焼け対策をして、秋には後悔のないように過ごしたいですね!
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