脇の下が汗かきで、においが心配な場合は、自分の体質が多汗症かワキガなのかをチェックしてみましょう。
ワキガと多汗症の違いは?
ワキガと多汗症は全く違うのもので、汗を出す汗腺には、2種類あります。
エクリン汗腺(小汗腺)
全身に分布していて、手のひらと足の裏に最も多く存在し、サラッとした透明な汗を分泌します。この汗の量が多いと、多汗症になります。
アポクリン汗腺(大汗腺)
毛穴に付着していて、脇の下、耳、へそなどに分布しています。黄色いネバネバとした汗を分泌し、これがワキガの原因になります。
エクリン汗腺の働きのよい人は、汗かき(多汗症)で、アポクリン汗腺の発達している人は、ワキガの体質です。多汗症とワキガ体質は、ほとんどの場合、遺伝が原因です。
ワキガ体質であるかを見分ける方法
自分がワキガ体質であるかどうか分からない人は、見分ける方法があります。
- 両親のどちらかがワキガ体質である。
- 耳垢がしっとりしている。
- 白いシャツなどは着ているうちに、脇の部分が黄色くなってくる。
この3つに当てはまる人がワキガ体質ですが、多汗症とは関係ありません。
ワキガのにおいを抑えたい時は?
ワキガの場合も足の臭いと同様に、汗をかいたところに雑菌がつくと、においを発します。においを予防するには、まずよく洗うことと、乾かすことが一番です。
また脇の毛が長いと蒸れて雑菌が繁殖するので、毛を常に処理しておきましょう。脇用のスプレーなどを使う場合は、パウダーの入っていないもので、殺菌効果の高いものがよいです。
気になる時は皮膚科で相談しましょう
これらに気をつけても、まだにおう場合は、思い切って皮膚科に相談してみるのも一つの手です。治療には手術と脱毛の2種類があります。
手術では、毛根とともにアポクリン汗腺を除去します。脇の下の皮膚を一部切開して、管を入れて吸引するやり方が一般的で、費用は30万円位からです。
脱毛を利用するやり方もあります。電圧を高めにして電気脱毛を行うと、毛と一緒にアポクリン汗腺も壊すことができます。効果は手術よりも劣るため、軽めのワキガ体質の人におすすめです。
この手術や脱毛法は、ワキガ体質を治す方法であって、多汗症を治すことはできません。
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