足にかいた汗は時間が経つにつれ、皮膚表面の雑菌と混じり合って繁殖し、においのもとを発します。
足がにおいやすい人は、足が汗かきの人が多いのですが、これは体質なので、簡単には変えることができません。
自分の足が汗かきタイプかをチェックしてみましょう
汗かきにもいろいろなタイプがあって、手足にかくタイプ、顔にかくタイプ、脇だけにかくタイプなどがあります。自分の足が、汗かきであるかどうかを見分けるには以下の点をチェックしてみて下さい。
- 冬でもかかとがひび割れることはない
- 手がいつも湿っている。
- 革靴に汗じみが出る。
上に当てはまる人は、知らず知らずのうちににおいを発している可能性があります。
足のにおいを防ぐには指の間をよく洗うこと
足のにおいを防ぐための、消臭スプレーなども売られていますが、それよりも、よく洗うことが一番です。きちんと毎日入浴しているつもりでも、意外に足の指の間がうまく洗えない人がいます。
とくに、ユニットバスなどで、立ったままシャワーを浴びているようでは、足を洗うことがおろそかになりがちに…。足を洗う時は腰かけなどに座り、指の間もしっかり洗うことが大切です。その時に、ブラシを使用すると、手早く隅々まで洗うことができます。
爪を伸ばしすぎないようにすることも大事で、爪と皮膚の間に角質がたまると、汗で蒸れ、におうもとになるので、爪の下にブラシを入れてしっかりと洗います。
足がにおいやすいのは、ストッキング+ブーツ!
圧倒的に、においやすいのは、タイツやストッキングとブーツの組み合わせです。
汗かきの人がこれを1日中はいていると、夕方頃にはどうしてもにおうようです。長時間歩きまわる日は、ブーツはあきらめるなどの工夫は必要です。
足のにおいを防ぐグッズのいろいろ
消臭スプレー
殺菌成分に制汗剤を配合したようなものがほとんどです。ただし効果は長続きしません。
とくにパウダー入りのものをつけて、長時間ストッキングをはくと余計ににおうことがあります。最初のうちはサラッとしているのですが、汗が出てくると次第に、パウダーがダマのようになります。
ブラシ
足専用のものや爪ブラシも売られていますが、たわしのように硬いタイプだと痛くて洗いにくいので、洗顔用のブラシがおすすめです。硬めのものを選ぶと、痛みも少ないので、しっかり洗うことができます。普通の石鹸で除菌はできます。
5本指靴下
いろいろなデザインのものが売られています。指の間が蒸れないので、においや水虫を予防してくれます。
ストッキングや普通の靴下をはくと、靴の中で指が全く動けない状態になりますが、5本指のものなら歩くたびに指は動きます。
これが足指のよいトレーニングになり、外反母趾や巻き爪などの足トラブルの予防にもつながります。ナイロン製などもありますが、なるべく綿の割合の多いものがおすすめです。