「顔よりも手に年齢が現れる」などとよく言いませんか?いくら顔をお手入れして若く見えても、手の甲などを見るとわかってしまうことがあるようです。
その主な原因は、手の甲に血管が浮き出てしまう症状です。手の血管って、なぜ浮き出るのか気になりませんか?老いは血管から始まるとも言われます。手が老けないための予防と対策はあるのでしょうか。
手に年齢が出る理由
手の甲は、体の中でも特に紫外線などの影響を受けやすく、外部にさらされている時間が長い分、ダメージも大きいです。皮膚は紫外線を浴びるとコラーゲンやエラスチンなどが壊れてしまい、ハリやツヤ、弾力を失います。
顔はUVケアなどをして紫外線対策をしますが、手の甲まではしていない人も多いのでは?こうしたケアの状況と加齢が加わると、手の甲の皮膚は年々薄くなり、骨や血管が目立っていきます。左右を比較してみると、聞き手の方が老けるのが早いようです。
血管が浮き出る理由
手の甲の血管が目立つようになるのは、手の甲の静脈を流れる血管の弾力が低下して、血液を流す力が弱くなり、その血液が滞留しているからです。ただ心臓病の可能性がありますので、チェックしてみましょう。
手をまっすぐ伸ばした状態から心臓の高さまで上げていき、手の血管の浮き出るのが目立たなくなれば、それは普通の状態だといえます。心配なのは、心臓の高さよりもさらに高く上げなければ、手の血管が目立たなくならない場合です。加齢以外に別の原因である可能性があります。
血管の浮きを目立たなくする対策
手の甲の肌にとって、敵は何といっても乾燥と紫外線です!手を乾燥させないことは、それだけで肌の弾力やハリが違ってきます。洗いもの、食事の支度、掃除などをする時は、ゴム手袋を使うといいですよ。
もしゴム手袋が難しい場合でも、手が濡れたら すぐタオルなどで拭きます。これは、濡れたままでいると肌の水分まで蒸発してしまうからです。そして水仕事の後には、こまめに保湿クリームを塗りましょう。
また、お店などのトイレによくある、手を乾かす温風乾燥機を使ったりしていませんか?手を乾燥させる機械ですが、水分を必要以上に蒸発させてしまうため、肌のうるおいも奪われてしまいます。なるべくなら、手を洗った後はハンカチなどで拭く方がいいです。
さらに紫外線対策も大切です。外出する際は、顔だけでなく、手の甲にも日焼け止めを忘れずに。紫外線が強い時は手袋などを着用することも大事です。指先が出ているタイプで、手の甲が覆われているUV手袋があります。
浮き出てしまった血管を元に戻すためには、手先の血液を心臓に戻すことが必要です。お風呂に入った時などに、指先を動かしたり、指先から肘に向かってマッサージするのも効果的です。
私の手は、血管が浮き出ている時がありましたが、現在はそれほど目立たないです。左右比べてみると、やはり聞き手である右手の方がわずかに血管が目立つようで、シミも少し残っています(^_^;)
冬になると右手が冷えやすいので、お風呂で指先を動かすなどして、血管を目立たない対策をしていきたいな~と思っています。