髪を洗ったまま自然乾燥してしまうのは、よくあることですが、髪を濡れたままにしておくと、乾くまでの間に、ホコリやカビを寄せつけてしまうので禁物です。
短時間で効率的にドライヤーで乾かしましょう。またできるだけスタイリング剤などを利用してスタイリングをし、ダメージを最小限にセーブして下さい。
水分の多い髪はホコリやカビを寄せ付けます
正常な髪は乾いた状態で10~15%くらいの水分を含んでいます。ところが、シャンプー時などの濡れた状態では、その水分量は35~45%に増加します。
この水分を含んだ水ぶくれ状態を膨潤といいますが、実はこの膨潤した髪は空気中のホコリやカビ、花粉を吹着しやすくなっているのです。シャンプーやその後のタオルドライの影響で、キューティクルは乱れた状態にあるので、ドライヤーを利用したヘアケアをおすすめします。
ドライヤーは髪の乾燥とスタイリングの役割を持ちます
ドライヤーの役割には大きく二つあります。ひとつは、髪を乾燥することです。シャンプー後などで、髪がぬれているときには、やさしくタオルドライしてからドライヤーを使用します。
ドライヤーは髪に近づけすぎず、握りこぶしくらいの距離を開けます。また1か所に集中的にあてすぎないようにしましょう。
また、温風ばかりをあてすぎないようにして、温風と冷風を5:1くらいの割合であてます。もうひとつは、髪をスタイリングすることです。作りたいスタイルに合わせたブラシなどを使いましょう。
いろいろな種類のブラシがあります
ガイコツブラシ
手ぐし感覚の粗めのブラシはシャンプー後やパーマスタイルに最適です。
ロールブラシ
ゆるく自然なカールをつけやすいのでスタイリングする際に最適です。
デンマンブラシ
ラバー部分のクッション性が低く、ブラッシングしやすいので、ブローする時に使われます。
クッションブラシ
ブラシの先端が丸くなった地肌を傷つけにくいフォルムで、髪をまとめる時に最適です。
ブロー前のタオルドライは必須です!
お風呂からあがって髪から垂れるようなら、タオルで地肌をマッサージするように、髪の根元の水分をとりましょう。
この時、体をふいたバスタオルではなくて、髪用のタオルを準備します。湿気のあるタオルだと吸湿性が悪いので、髪を乾かすには向いていません。
クイックドライタオルといった吸湿性のよいタオルを使うと、ドライヤーの使用時間も短縮できるので、ダメージを最小限にとどめられます。