髪のケアをするなら、髪と頭皮のことを知りましょう。頭皮の仕組みが理解できると、正しいケア方法の習慣づけに役立ちますよ。
髪は皮膚の一部でもあり、頭皮と強いつながりがあります。頭皮が健康でなければ、健康的な髪も育ちません。
髪の毛の仕組みについて
髪は普段あまり意識していませんが、体毛の中でも特別扱いされています。ケアの点においてもまさに別格で、髪をケアする製品や方法は数え切れないほどあります。
髪は美容室などでプロに任せてカットやパーマ、ヘアカラーを行うのが普通ですが、自宅でもシャンプーにリンス、トリートメントと…体毛で手厚くケアされる毛は他にはありません。
髪は一般に10万本あります
髪は毛根と、毛幹からできています。毛根とは、皮膚の内側の部分で、毛幹とは皮膚の外側の部分です。
髪は毛幹部のことを指しますので、頭毛と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
キューティクルはうろこ状です
髪のダメージ初期は、キューティクルの損傷でツヤがなくなり、いたみを自覚します。このキューティクルは、肌でいうと表皮と同じ役割をしています。
魚のうろこの様な形をしているので、髪を柔軟に曲げることができるんです。キューティクルが密に重なり合い整っていれば、健康な髪であるといえます。
キューティクルがはががれそうになっている状態は、髪が傷んでいる状態です。
キューティクルは指紋と同じで人それぞれ違います
キューティクルは健康な毛でも、1人ひとり違うため、指紋と同様に一本の髪から誰のものであるかを判定できます。
また、硬い毛と軟らかい毛ではキューティクルにも特徴があります。硬い毛はキューティクルの枚数が多く、重なりが厚いです。
柔らかい毛はキューティクルの枚数が少なく、重なりが薄いです。
キューティクルが壊れるとツヤが失われます
キューティクルには、髪の水分を保持する役目もあり、キューティクルが壊れると、髪は水分を保持できなくなり、ツヤが失われます。一度壊れたキューティクルの再生は不可能です。
しかし、キューティクルを保護するようなシャンプーや、トリートメントを使うと、ダメージの修復に役立って、水分をキープできるようになります。
それでも修復には限度があるので、なるべくダメージヘアにならないようにして、ダメージがそれ以上に進行しないようにケアをしましょう。