4月18日のNHKためしてガッテンは、傷んだ髪の共通サイン、空洞化を防ぐ新常識が放送されました。ぱさつく、ツヤがない、うねる、切れやすい。女性にとって深刻な髪の悩み。
そうなんです。ここ最近はロングヘアをキープしていますが、毛先が絡まりやすく切れやすいことがあり困っていましたが、ためしてガッテンの内容が参考になりました。
髪の空洞化の原因は、みんなが良かれと思ってやっていた日々のお手入れ、洗髪の中に隠れています。そこで空洞化を防ぐ正しい髪のお手入れ法や傷んだ髪でもきれいに見せられる達人のドライヤー術を公開しました。
髪の悩みの原因は外側を覆うキューティクルの問題だけだと思っていませんか。実は最近の研究で、傷んだ髪は内部が空洞化になっていることが判明しました!これも髪のトラブルの元凶であることが分かってきました。
髪の空洞化とは?
1本の髪の毛は主に外側を守る硬いキューティクル、繊維状のタンパク質であるコルテックス、タンパク質と脂質からなる柔らかいメデュラからできています。
キューティクルが剥がされ、内部のメデュラ、コルテックスの一部が髪から漏れ出すと内部が空洞になってしまいます。これがぱさつき、ツヤがない、うねる、切れやすいといった髪の悩みの原因の一つになってしまうというわけです。
いつものお手入れで空洞化になってるかも?
髪の空洞化は日々の間違ったお手入れで進んでしまいます。髪の空洞化を防ぐポイントは「濡れた髪をこすらないこと」です!
実は髪の毛は濡れると柔らかくなります。キューティクルが剥がれやすくなっているところに擦ることでキューティクルが剥がれ、中からコルテックスやメデュラが漏れ出してしまうのです。
髪を洗う時に、ついやってしまいがちなのがこすり洗い、髪を乾かすためのタオルドライ、ドライヤーの際に濡れた髪を擦ってしまうこと。これらが空洞化の大きな原因になってしまっています。
空洞化させない髪のお手入れ法は?
1.洗髪の予洗い
シャンプーを付ける前に時間をかけて、地肌と髪を充分にお湯で濡らします。髪の長い方は特に時間をかけて濡らします。
2.シャンプー
シャンプーを手に取り地肌で直接泡立てるようにしながら地肌を洗います。髪の長い人は、シャンプーを耳の後ろや襟足の地肌からも付けて泡だて、地肌をしっかり洗います。
シャンプーの泡立ちが良いと髪同士がこすれるのを防いでくれます。毛先は指で泡を通すときれいになります。お湯に溶けにくい油性の洗髪料をつけている場合でも予洗いでしっかり濡らして洗髪しておくと、髪をゴシゴシ擦らなくても洗髪料が落ちやすくなります。
3.タオルドライ
タオルは押さえるように拭きます。この時ゴシゴシ擦ってしまうと、髪の空洞化の原因になりますので気をつけます。髪を洗う時は擦っていなくても、タオルドライでつい髪を擦ってしまっている方って、意外と多いではないでしょうか。
4.ドライヤー
地肌に直接音風を当て、その後は毛先まで全体を乾かします。目の粗いクシや手ぐしを使い、毛流れを整えるようにします。濡れている時に目の細かいクシを使うと、傷みの原因になることがあります。
温風を使っている時は、ドライヤーと髪の距離を近づけないように注意します。髪との距離は目安は10cmぐらいです。地肌に触れた時に完全に湿り気がなくなったらOKです。
一度空洞化してしまった髪の毛はもとに戻ることがありません。生えてきたばかりの髪の毛はもちろん空洞化していませんので、空洞化させないヘアケアを今後も続けたいですね。
傷んだ髪でもキレイに見せるワザ!
世界的ブランドのシャンプーなどCMを20年以上に渡り手がけてきた、ヘアデザイナーの田中さんが教えてくれたのは、冷風を使ったドライヤーのワザです。
これは非常に効果がありました。髪を乾かす時にやってみましたが、冷風を当てるだけで全然違いました!
やり方は以下の通りです。
- 髪全体を地肌から温風で乾かします。
- うねったりまとまりのない部分を手ぐしや目の粗いクシで根元から毛先まで優しく伸ばしながら温風を当てます。
- ドライヤーを冷風に切り替えます。
- 同じ場所を2と同様に、髪を伸ばしながら根元から毛先まで冷風を当てます。
- これを1箇所に付き2セットを目安に、気になる部分ごとに行います。
まとめ:
今回のためしてガッテンは、枝毛やパサツキ、絡まり、ごわつきなど髪のトラブルが一つでも当てはまれば、大いに参考になると思います。髪の空洞化というのは初めて聞きましたが、ぜひ毎日のヘアケアに取り入れて、美髪を目指しましょう!