40代ロングヘアの悩みで多いのは、薄毛、白髪、パサつき、ツヤ不足などです。年齢とともに髪質が変化するので、ロングヘアが似合わなくなったと感じている方も多いのではないですか?
髪の印象は人の印象に大きく左右する部分です。ただ髪の印象一つで好印象を与えたり若く見せることもできます。
40代のロングが難しいといわれるのは、分け目が目立つことや、髪の艶がなくなる、薄毛、白髪が出始めることなどが大きな原因です。それらを上手に扱えれば素敵なロングスタイルになります。
実年齢より若く見られるロングヘアにする方法を紹介します。
40代ロングヘアが難しい原因
40代はロングヘアが難しいといわれています。それは加齢によって起こる髪質の変化に対し、疲れや年齢を感じるようになるからです。
女性の体の変わり目は40~50代に訪れます。まさに女性ホルモンの変化が訪れる時期なのです。それに伴い髪や肌の変化も見逃せないトラブルばかり生じます。
分け目が目立つようになる
女性ホルモンの一つであるエストロゲンには、毛髪を太く長く成長させるという重要な役割があります。しかし女性ホルモンの分泌量は20代後半頃がピークです。その後は年齢とともに減少し40代になると一気に少なくなります。
こうしたことから40代になるとハリやコシがなくなりボリュームが低下する事を実感する人が増えます。
白髪が目立つようになる
アラフォーではまだ髪全体の5~10%未満しか、白髪が生えていないケースがほとんどでしょう。しかし髪をかき上げたときに見える内側の白髪、トップの根元に出現した白髪は人の目にも映りやすいので、一気に老けた印象になります。
私たちの髪には頭皮にあるメラノサイトで作られたメラニン色素により色が付いています。しかし何らかの原因によりメラノサイトの働きが低下すると、メラニン色素が作られず色が付かない髪、つまり白髪が生えてきてしまいます。
メラノサイトの働きが低下する原因は解明されていない部分も多いですが、加齢や遺伝などが影響していると言われています。その他にもストレスや生活習慣、栄養不足、病気
など様々な要因が重なると増えてしまうこともあります。
白髪が見え隠れするロングヘアは老けて見えるだけでなく、手入れの行き届いていない不潔な印象を与えてしまいます。白髪の目立つロングヘアは周囲からあまり良く思われていない可能性があります。
髪がパサつく
年齢とともに髪のパサつきつや不足を感じるようになる方も多いはずです。その理由のひとつに髪の水分量の減少があります。私たちの体は約60%が水分でできていますが、その割合は成長するに従い徐々に減っています。つまり肌や髪の水分量まで減っていくのです。
健康的なキューティクルを維持できなくなるので、パサつきやツヤ不足を引き起こし、枝毛や切れ毛のトラブルに繋がってしまいます。
どの世代でもツヤ感がないとロングヘアは美しくありません。しかし40代でツヤがない髪は、生活に疲れた感じに見られやすいです。これが若い頃と違うかもしれません。
40代以降のロングヘアで気を付けたいのは、ツヤ感、ボリューム、髪色の3つです。ヘアスタイルも同じ年代の芸能人を目標にすると近づきやすくなります。
40代ロングヘアが老けない手入れの仕方
つやを出す
40代からは女性ホルモン低下により、髪全体につややコシを失いやすくなります。つやのない髪はうねったりペタンとしたり、若々しさがなくなります。つやを出すスプレーやシャンプーなどでつやをよみがえらせましょう。
ドライヤーやヘアアイロンの使い過ぎは、髪をパサパサにしてつやが失われやすいので気を付けて下さい。髪がギシギシしてパサつきが気になるときは、ツバキ油を髪につけるのもおすすめです。
髪を洗ってタオルドライし、手のひらにツバキ油を100円玉くらいの大きさにとり髪全体に伸ばします。その後ドライヤーで乾かすと、髪の中まで保湿成分が入り込む感じでしっとり仕上がります。
ボリュームを出す
40代は薄毛や枝毛のせいでトップのボリュームが失われやすい年代です。対策として以下の方法があります。
- 頻繁に分け目を変える。
- ボリュームを出すスタイリング剤を使用する
- 髪をセットする時ドライヤーで立ち上がりをつける。
- センター分けを避けて分け目を作る。
- 分け目が目立つストレートヘアは避けてレイヤーを適度に入れる。
- ふんわりと見せる部分パーマでボリュームを出す。
- 部分ウイッグで簡単にボリュームアップ。
適度なボリュームを出すと若々しい印象になります。
分け目で白髪を目立たなくすることもできます。いつもの分け目より片側に寄せて8:2パートにします。分け目は無造作にジグザグ分けすると白髪が目立ちにくくなり、分けた部分の髪をいつもより多めに取ると髪が立ち、ボリュームアップにもつながります。
白髪を染める
ロングヘアは髪が長い分、相手に印象を強く与えてしまいます。白髪が気になる人はまめに白髪染めを施し、清潔感のあるロングをキープしまししょう。白髪に悩むアラフォー世代には、ナチュラルブラウン(栗色)、ベージュ系ブラウンの白髪染めがおすすめです。
ナチュラルブラウンは日本人の元々の髪色からも無理なく自然に染められる色味です。ただしロングヘアを自分で白髪染めをするとやりにくいです。
頭皮に薬剤が付きやすくダメージの多い毛先部分にも染料が多く入るため、よりパサついてしまいます。40代のロングヘアで白髪染めをするなら美容院がおすすめです。
スカルプケア
髪の老化の原因は髪の土壌である頭皮にあるといわれています。肌は年齢とともに老化しますが、肌と一枚の皮膚でつながっている頭皮にも同じことがいえます。肌のケアと同じように頭皮もしっかりケアしてあげて下さい。頭皮ケアの方法は頭皮マッサージやヘッドスパ、スカルプシャンプーを使う方法があります。
シャンプーの際すすぎはしっかり行います。髪を洗う時ダメージを防ぐには、十分なすすぎ時間をとることです。水分が充分に行き渡っていないと髪同士がこすれ、キューティクルがはがれてしまうからです。すすぎ時間の目安は2~3分程度です。地肌にまんべんなく水分が行き渡るまで行います。
ロングヘアの長さを変えるセルフカットの方法
「伸びてきたロングヘアを切りたいけど美容院に行く暇がないしお金もかかってしまう」セルフカットが出来たらそんな悩みも解決します。難しそうに思えるセルフカットですがロングヘアは意外と簡単です。後ろ髪まで上手にカットする方法があります。
毛先を数センチ切り揃える程度なら、ロングの人は絶対セルフがおすすめです。きれいに切るコツがあるので自分で思い通りのヘアスタイルを作れます。レイヤーを入れたり髪をすくわけではないですが、髪を少し短くしたいときにおすすめです。
1. 始めにくしで髪全体をとかします。少しでも絡まった毛があったり癖やうねりがあると、切ったときに長さがばらついてしまいます。そのため後ろまでしっかりとかします。
髪がまっすぐにならない時は、軽く霧吹きで濡らすといいです。ただし濡らし過ぎると髪が伸びて乾かした時に、長さが短くなるので注意してください。
2. 次に髪を一つにまとめます。普通にまとめるのではなく、下を向いて髪をくしでとかしながら顔の前でまとめます。こうすることで後ろの髪も見やすくなり、ゴムで一つにまとめることで一気に長さを変えることができます。
3. 切りたい長さが決まったら、その部分をもう一つのゴムで止めて印をつけます。この時切りたい長さより少し長めに印をつけるのがポイントです。調節するとき丁度いい長さにしやすくなります。ゴムの部分に沿ってはさみを入れて、スパッと切って下さい。
4. 次に毛先を調節しますので再びゴムでブロッキングします。毛量に合わせてゴムで2~3個に分けて縛ります。続いて分けた髪の毛先にはさみを入れていきます。長さを調節するならセルフカット用のはさみを斜めに入れて少しずつ調節していきます。
毛先を軽くしたいなら、すきバサミを使います。はさみの根本まではさみをザックリ縦に入れると毛先が軽くなります。後は左右のバランスを見て長さや量の調節をすれば完成です。この方法なら後ろ髪を前に持ってきて結べる長さの人は、全員素敵な出来上がりになります。
まとめ:実年齢より若く見られるロングヘアにする方法
40代の老けないロングヘアとして白髪ケアからセルフでカットする方法について紹介しました。
35歳を過ぎたころからおばさん化する人ときれいを昇華させる人の違いは何といっても髪が影響します。それだけヘアスタイルは一気に生活感が出てしまうものです。だからといってロングヘアは若い女性のものではないですし、40代でロングヘアでももちろんOKです。
その人の髪質や顔の印象、顔の形によって似合うヘアスタイルは違ってきます。ロングヘアが好きな方は維持するのは大変ですが、素敵な大人のヘアスタイルを目指してくださいね。