毛を処理することを除毛といいますが、どうしても皮膚に大きな負担がかかってしまいます。毛を処理する時の、どんな器具を使って剃ったり、抜いたりするときでも注意しておきたいポイントをご紹介します。
自宅で除毛「カミソリ・電気シェーバー・毛抜き」
自宅で行うときにできる毛の処理の方法としてはカミソリや毛抜きなどがあります。まずは簡単にできるのがカミソリです。刃が鋭く切れ味も良いため、ムダ毛を根元から剃ることができます。しかし表皮まで剃ってしまうことがあり肌を傷つけることが多いです。
電気シェーバーは毛をカットしているので根元から処理することができません。しかし刃先が丸くなっているので直接肌に当ててもダメージが少なく、カミソリ負けしにくいメリットがあります。
毛抜きでも除毛できます。1本1本抜いていくので全身に行うことは難しいですが、毛の本数が少ないワキなど、目立つ毛に対して行うようにします。エステサロンや医療機関で除毛するのに恥ずかしい方や、体質的に光やレーザーが受けられない方におすすめです。
自分で毛を抜くときに注意しておきたいポイントがあります。
皮膚を清潔にしてからおこないましょう
毛を処理する部分の皮膚を石鹸でよく洗ってから行います。これは除毛した部分から、皮膚の中へ菌が侵入していくのを少しでも防ぐためです。除菌は毛穴の中まで完全にはできませんが、石鹸で洗うことで、皮膚表面の雑菌はかなり減少します。
皮膚を温めてからおこないます
皮膚はケラチンというタンパク質でできています。これは温度が下がると硬くなるという性質があります。冬場などは石鹸で洗った後、皮膚を蒸しタオルで温めてからおこなうか、入浴後の皮膚も毛もやわらかくなっているときに、行うといいでしょう。
終わった後は、よく冷やします
除毛による炎症を鎮めるために、水で冷やしたタオルを毛を処理した部分の皮膚に、しばらく当てておきます。
体調が悪い時は除毛を控えたほうがベター!
皮膚の免疫は、体調によって変化します。体調がすぐれない時は、処理した部分の傷の治りも遅いのです。また、侵入した菌によって化膿しやすくなります。生理前や風邪気味、寝不足など、体調不良のときは、除毛は控えたほうがいいですよ。
もっとも毛の処理に適している時期は、生理後の1週間です。しかし、この時だけしかできないという訳ではないので、体調がすぐれない時に、避ければいいと思います。毛を処理する前は肌を温めて、処理した後は肌を冷やすのがコツですよ。