「周囲がざわつく自分になる。必要なのはメイクではなくテクニック」2016年発売の本を手にしたのはつい最近のことです。
本屋では随分前から山積みになっていたので本自体は知っていたものの、文章ばかりで読みにくかったので敬遠していました。それでも内容が気になったので購入して読んでみましたが、かなり内容が良かったです。
メイク本というと、写真で使い方を解説しているのがほとんどです。しかし長井さんのメイク本は活字がびっしりなので、慣れていないと読み進めるのに大変かもしれませんね。メイク本が好きな私は1日~2日で読めました。
長井かおりさんは「崩れないメイク」に定評のあるヘア&メイクアップアーティストです。
長井かおりさんってどんな人?
長井さんは化粧品メーカーに勤務し、2005年にヘアメイクアップアーティストに転身しました。雑誌広告や映像など幅広いジャンルで活動し、モデルや女優のヘアメイクを手がけています。
一方でメーカー勤務時代の知識とヘアメイクアップアーティストの経験を活かし、全国でメイクアップセミナーの講師活動やメイクデモンストレーションに出演しています。崩れないメイクを得意とし、わかりやすく実践しやすいメソッドで多くの女性の支持を得ています。
一方で一般社団法人ランガールに所属し、最近では自らがランナーであることから考案した、汗に強く崩れないスポーツメイクが注目を浴び、スポーツメイクの第一人者としても知られています。顔汗が多い方に人気のある化粧下地はサラフェプラスです。
2016年7月にダイモンド社より「周囲がざわつく自分になる必要なのはメイクではなくテクニック」を執筆。これまで全国で述べ3000人の一般女性を対象に行なってきたメイクレッスンの経験を元に生み出した、分かりやすくすぐに実践できるテクニックを詰め込んでいます。
2017年11月現在9万5000部の大ヒット書籍となっています。2017年8月に発売となった「こんなことでよかったの?96のメイクテクニック 美しくなる判断がどんなときもできる」は発売2ヶ月で5万部のヒット書籍となっています!
長井かおりさんのメイク本が人気なのはなぜ?
どうしてこの本が話題になっているのか、中身をじっくり読んでいると分かりました。メイク崩れで悩む女性が多い中、化粧崩れしないメイクの方法を丁寧に解説してくれる本が少なかったからですね。少なくとも私は崩れないメイク法を初めて知りました。
しかしデメリットもあると思いました。
「必要なのはテクニック」のデメリットは?
崩れないメイクに定評がある長井さんのメイク法では、通常の基本メイクよりも使用するアイテムが多いです。だから崩れないのかもしれませんが、その分メイク完成までに時間がかかります。
写真が少ないので分かりにくいところがある
たとえばまつ毛がぐっと上向きに上がる方法があります。これは劇的に上がりました。でも文章で解説しているので、一回読んだだけでは分かりにくいですね。本が売れにくくなっている現代では、活字主体の本になじめず苦痛に感じる人もいるでしょう。
アイシャドウが1カラーでは寂しく感じる
長井さんの公式サイトを拝見していると、アイシャドウはブラウンを使っているのがほとんどです。これは芸能人やモデルさんなど顔立ちの整った方だから似合うのです。
アイシャドウって今では100均にもカラフルな色が並んでいますよね。ブラウンだけではちょっと寂しく感じました。彫りが深くなるのでそれはそれで良いかもしれませんが、アイメイクはカラーで遊びたくなります。
パーソナルカラーを知っている人からすると、この本でおすすめする色は合わない人がいます。ブルーベースの人には合わないかもしれません。私もそうですが、口元は青み系ピンクの方が肌に馴染んだりします。
この本のテクニックで良かった点
私がメリットを感じたのは手持ちのものを有効に活用できるようになったことです。今まではベースメイクのアイテムを持っていても使いこなせていませんでした。それがフルに活用できるようになり、しかも崩れにくくなりましたのでそういった面ではプラスです。
一度覚えておくと化粧直しが少なくて済みます。これは大きいですよね。旅行に行く機会もあるので、覚えておいて損はないと思いました!
たとえばベースメイクで必要なものはこれだけです。
- ピンクの化粧下地(DHC化粧下地)
- シリコン系の下地(スガオCCクリーム)
- リキッドファンデーション(24hのスティックファンデ)
- ミネラルファンデーション(24hかトゥヴェール)
- フェイスパウダー(24hフェイスパウダー)
この本を取り入れて変わったこというと、まつ毛がビューンと上がるようになり、茶系のアイシャドウを使うことで目元の彫りが深くなりました。また化粧水を2種類使うことも乾燥肌にはメリットが大きいものでした。化粧水はナールスが人気です。
今までローションはたっぷり使っていませんでしたが、意識していつもより多めに使うことでモチモチ肌になりました。保湿に水分は必要ないという人がいますが、乾燥が和らぐので良かったです。
口コミを調査してみました
なるほど、そういうことだったのか、というテクがたくさんで面白い文章で書かれています。読み物としてとても良いです。
乾燥肌だったのに水分をしっかり吸収できるようになり、友人にシワが減ったと言われました。
メイクレッスンなどで等身大の一般人のヘアメイクを教えているという最大の強みをしっかりまとめた1冊です。プロのメイクさんになかなかメイク直しのタイミングがない。そんなわたしたちの悩みをしっかり教えてくれる長井さん流解決法です。
ほとんど文字でメイクの方法を説明しているので、メイク初心者の方だと参考にするには限界があるかもしれません。しかし内容は素晴らしいです。手持ちのプチプラ化粧品使用でも実践すると確実に変わります。
本を読みながらメイクをして学びました。本に書いてあるとおり本当に化粧が崩れません。
化粧水のテクニックを使うと目尻のシワが無くなると言いますが2週間後本当に消えました。これにはびっくりしました。必要なのはコスメではなくテクニックは本当でした。
まずスキンケアを変えただけで肌が本当にもちもち潤いました。まつげは本当に上がります。基本をないがしろにしていた自己流でメイクしていた人は読む価値があります。
この本のおかげで肌に何が足りなかったのかなど、大切なことがわかりました。テクニックでここまでシワも消え、化粧直しもいらなくなるなんて驚きました。すごく必要な知識を教えてもらいました。
40代くすみやクマ、たるみが隠せない年代になってきました。目の周りのくすみが気になっていた頃にこの本と出会いました。基礎化粧品やベースメイクの選び方、塗り方が丁寧に説明してありました。この通りにやるとくすみが消えぱっと明るい肌に仕上げることができました。
50代に近づきますので購入に迷いましたが買ってよかったです。「変わった、新しい感じがする。なんで??」と友人に言われました。メイクも練習次第という体育会系長井さんの言葉を信じて続けてみて良かったです。
掲載されているチークやリップに関しては、完全にイエベ向けですね。誰でも似合うとあったので買って試しましたが、ブルベ色白の私には、青みピンクの方がどうしてもしっくりきます。
リキッドファンデーションのメイク崩れがほとんどなくなりました!今まで白さばかり気にしていましたが、ツヤを気にしたりアイメイクを変えたことで、自分の素の顔の魅力に気づけた気がします。もう少し写真があればよりわかりやすいです。
「必要なのはコスメではなくテクニック」はこんな女性におすすめです
そもそも基本のメイクが分かっていない、お化粧を始めたばかりの初心者には理解しにくいかもしれません。ある程度メイクをしてきた人が対象です。初めの1冊に活字主体の本は難しいと思います。
そのため30代以上の女性で「メイクを自己流でしてきて基本のメイクをマスターしたい、崩れないメイクの方法を知りたい人は特におすすめです。
こんなにいい本だとは思いませんでした。数々のメイク本を購入してきたのでもう必要ないかなと思っていましたが、知らなかった情報が多かったです。もっと早く手にすればよかったとちょっと後悔しています。