化粧品を購入する時に、成分表に目を通していますか?「カタカナや、見慣れない化学薬品が並んでよくわからない」という方がほとんどではないでしょうか?
2001年の「化粧品全成分表示制度」導入前は目を通さなくてもよかったのですが、今は事情が変わってきていて、全成分の表示が義務付けられています。
これはどういうことかというと、「入っている成分を全部教えるので、自己責任で化粧品を選んで下さい」ということなんです。判断をゆだねられても、膨大な成分をいちいち覚えるのは大変ですよね…。
そんな時のために、化粧品を選ぶ際にチェックするポイントをご紹介します!
成分は含有量の多い順番に表示されています
知っている方も多いと思いますが、化粧品は目がチカチカしてしまうほどの、多くの成分から作られています。
成分表の表示においては、含有量の多い順番に表示されています。化粧水の成分表を見てみると、ほぼ確実に一番目は「水」と記載されています。
たとえば、美容液などを選ぶときは、必要な有効成分が成分表の上位に記載されているものを選ぶようにしましょう。
含有量が1%未満の成分について
含有量が1%未満の成分については、順不同に掲載されています。どこが1%のラインなのかを見抜くのはプロでも難しく、下の方に並んでいる成分は、ほとんど肌に影響しないということです。
たとえば、植物エキス配合などとうたっていても、成分表の最後にそのエキス成分が記載されている場合は、微量しか配合していないことになり、ほとんどその成分の意味はありません。
敏感肌、乾燥肌の人で避けた方がいい成分
アルコールの一種であるエタノールは、収れん効果がある油溶性なので、皮脂線の多い鼻周りやデコルテ、背中に使うのはおすすめですが、それ以外の箇所は、刺激が強く、肌を乾燥させてしまうので、敏感肌や乾燥肌の人は避けた方がいいです。
しかし、エタノールが成分表の下のほうに記載されていれば、ほとんど安定剤として微量の配合なので、肌への影響は少ないといえます。フェノキシエタノールはよく使われる成分ですが、防腐剤の一種です。