皮膚や肌の老化を防ぎ、若々しさを保つのに多くの女性が化粧品を使用していますね。化粧品は美肌を取り戻すための強い味方には違いありませんが、化粧品選びは決して簡単なことではありません。
化粧品選びのポイント
自分の肌にピッタリ合うと思って愛用していても実はそうではなかったということもあります。一度は経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?肌に合わない化粧品を使い続けていると、シミやシワ、ニキビなどのトラブルが起こってしまいます。
化粧品を選ぶポイントは、自分の肌に合うものであることが重要なポイントです。自分に合った化粧品を見つけるためには、自分の肌質をしっかり見極めることです。簡単なことなんですが、結構誤解している人も多いようです。
自分の肌全体を見る
自分の肌質を知るには、朝の洗顔後、なにもつけずに10~20分ほど待って顔を指でなでてみるのが一番簡単でわかりやすいです。指の腹がベタつくようなら脂性肌、カサつくなら乾燥肌、ツルツルっとすべるようなら普通肌です。
しかし、顔の一部だけで判断しないようにします。Tゾーンはベタつきやすく、目の周りや頬などは乾燥しやすくなっているので、肌全体をしっかり見て、自分の肌質を知りましょう。
化粧品には乾燥肌用、混合肌用、オイリー肌用、敏感肌用と肌タイプを分けていることがあります。これらの肌分類は、各メーカーがそれぞれ決めた肌のガイドラインです。化粧品を購入する際、自分の肌タイプに合ったものを買えば失敗はないかもしれません。
しかしタイプ自体が曖昧な定義でもあるため、そればかりにこだわってしまうと自分の肌に合わないものを選んでしまうことになりかねません。
オイリー肌用化粧品は、ある程度ニキビを悪くしないという意味であって、ニキビを治す化粧品ではありません。「ニキビ肌が使っても大丈夫」「ニキビを悪くしません」という化粧品という事です。敏感肌用は肌が敏感な人が使ってもまずは大丈夫という意味です。敏感肌を治すものではありません。
さらに肌は年齢や環境、体調などで日々変化します。乾燥していることもあれば脂浮きしていることもあります。自分の肌と向き合って乾いていたら保湿、脂浮きしていたら丁寧に洗顔するなど、臨機応変に対応していくと美しい肌を保てるはずです。
どんな肌でもスキンケアの基本は優しい洗浄としっかりした保湿です。オイリー肌であっても乾燥肌であってもこれは同じです。さっぱりやしっとりという使用感は好みがあるので、肌タイプにこだわらずに色々使ってみることが大事かもしれません。
肌断食はどうなの?
洗顔した後一切スキンケアをせずに断食のような状態にするのが「肌断食」です。1,2日位そういう状態を繰り返したあと、きちんとスキンケアをすると化粧水などの浸透が高まるといった理論ということです。
これは化粧水などの浸透が高まったように感じるだけではないでしょうか。1,2日なにも保湿しないわけですからその分肌は乾いています。乾いた状態に化粧水をのせれば入ったような感覚になるのは当たり前ではないでしょうか。
こういった情報をうのみにする前に「保湿」という基本を見直すケアをしてみましょう。保湿を見直して丁寧な保湿を心掛けるだけで、肌が見違えるように潤ってハリを取り戻すことができます。